日本美術の代表である琳派や大和絵を学び、王朝美術のみやびにふれ、楽しく絵を描いていきます。
俵屋宗達の伊勢物語色紙、尾形光琳の燕子花図や椿図団扇、酒井抱一の夏秋草図を写し取ることで、日本画材(膠、墨、岩絵具、胡粉、金箔、和紙、絵筆)の扱い方を学び、金地大色紙や団扇、扇面に描いていくところから始めます。
本来、日本美術が持っていた豊かなデザイン工芸性、構成法を琳派から学び写し、写生したモチーフを取り入れて、オリジナル作品制作にも挑戦していきます。そして、源氏物語絵巻の研究へと進みます。
ご受講にあたって
<お持ちもの・ご購入いただくもの>
スケッチブック(F6サイズくらい)、鉛筆(2H、HB、3B)、ネリ消しゴム、カッター、定規
※これ以外の教材は、授業時に講師よりご案内します。
※別途教材費がかかります。(実費)
日程/カリキュラム
2019/10/11 2019/10/25 2019/11/08 2019/11/22 2019/11/29 2019/12/13
体験のご案内
持ち物:鉛筆(2H、HB、3B) ネリ消しゴム カッター(鉛筆削り)
スケッチブック(F6くらい)又は画用紙
※模本は講師より貸出しいたします。
体験受講料 2,600円+税
講師紹介
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日本美術院院友
京都造形芸術大学非常勤講師
元東京芸大非常勤講師
財団法人日本美術院 西野 正望(ニシノ セイボウ)3~4年ほどグラフィック・デザイナーの仕事をした後(横尾忠則氏のアシスタントを経験)、1年間の勉学の末、東京芸術大学日本画科に入学。大学において高山辰夫・加山又造・平山郁夫・福井爽人先生らの指導を受ける。
日本・中国・アジア諸国・西洋の古典美術を研究しつつ、現代の絵画を模索する。その中のひとつに20世紀までのバリ島の祭を描いたシリーズがあり、佐藤美術館で「月の祭」という題名で個展を開催した。 近年は日本美術の中のデザイン工芸性こそが日本人のアートであることを自認している。