ニッポンの魅力に迫る

2020年に東京オリンピックを控えて、世界中の人々が「日本ってどんな国なの?」と注目しています。せっかくだからどっぷりニッポンに浸ってみましょう。世界中の人から賞賛される日本のふるまいや、高い評価をされている日本の伝統文化。日本ってカッコイイなと感じられる講座をご紹介します。


一期一会

茶道は日本を代表する文化のひとつ。千利休が確立した茶道ではお茶の席で相手をもてなす時のとても大切な七つの教えを「利休七則」として伝えています。”今このとき”と全く同じ時間は二度とめぐってこない…だから最良のひとときにするために相手のことを想い考えながら、万全の仕度を整えてお迎えましょうと説くその教えは、茶道だけでなく日々の暮らしの中でも色々な形で活かされ、あらゆることに通じてゆく大切な心でもあります。繰り返し丁寧に行う動作(点前)の中で作られる様式美は立ち振る舞いを美しくさせるだけでなく、心の修養にもなります。また茶道では花・器・お菓子などからも日本の美しい季節を感じられ、総合的に日本の文化を知ることができます。あせらず、淡々と長く茶道に親しむことが、深く日本の心を知るひとつの道なのかもしれません。


もったいない文化

ほんのわずかなものでも無駄にしないで使うという「もったいない精神」は江戸時代から日本人に根付いていました。現代では女性の華やかな装飾として楽しまれている「つまみ細工」や吊るし雛などでも人気の「ちりめん細工」は絹織物が貴重な江戸時代に着物を仕立てるときに出る余り布で制作したのが始まりといわれています。また幾何学模様の刺繍が美しい津軽伝統の「こぎん刺し」は、藍染の麻布で作られた野良着を少しでも暖かく、傷みにく補強する目的で刺繍が施されててきたもの。壊れた器を金でつなぎ新たな命を吹き込む「金継ぎ」も日本の”もったいない”精神が生み出した伝統の技術です。


遊び心があふれた美術工芸

「根付」は江戸時代より煙草入れ、印籠、銭など小間物を入れる革製鞄を紐で帯から吊るし持ち歩くときに、帯から抜けて落ちないようにするための留め具です。着物から洋装に移行する中で実用機会は減っていますが、現代は美術品として世界中にコレクターがいるほどです。デザインは多種多様で、縁起担ぎ、伝説やことわざ、物語のワンシーンなど小さな形の中に様々な意味やストーリーが秘められていることもあり、それを読み解くのも楽しいもの。古くからの技法を伝承しつつ現代にあったあたらしい発想・感覚を取り入れながら、日本の伝統美術工芸は現代も進化し続けています。


ことばや文字で

日本語には自然や季節を表す語彙がとても多いといわれています。雨ひとつ取り上げても時雨・五月雨・夕立などシーンによって使いわけ、ことばひとつで情景が思い浮かべられるほど繊細で豊かな表現をもっています。5・7・5の短い17音で多彩な風景や情緒を紡ぎだす俳句は日本語ならではの文芸。また、書道は美しい言葉たちを文字として表現を楽しむことができます。ひらがな・カタカナ・漢字の三種を使い、難しいといわれている日本語の使い手として、さらに極めてみてはいかが?


和楽器は自然の音からできている

なんとなく古くゆかしい楽器としてすこし敷居が高いと感じれられてしまいがちな和楽器ですが、近年では様々なジャンルとのコラボや、クイーンやマイケルジャクソンなどの楽曲を和楽器で演奏するアーティストがいたりと、新たな展開をみせてきています。和楽器の特徴はどれも素材が木・竹・動物の皮など命あるものから作られていること。どんなジャンルの音楽を演奏してもどこかあたたかい表現になるのはそんな自然の音がベースにあるからかもしれません。



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